居宅ケアマネの仕事内容😨本当にきつい仕事3選

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仕事キツイ ケアマネ辞めにくい
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居宅ケアマネの仕事は大変です。よく分からないけど大変だと様々なケアマネが言います。ケアマネって優しくて責任感のある人が自分の時間を犠牲にしてでも利用者さんのために働くものだと思っていませんか?そんな自分を犠牲にした働き方はやめませんか?「居宅ケアマネの仕事とは何か」をよく考えてみましょう。

居宅ケアマネの仕事の流れ 一人の利用者さんに対して

まずは居宅ケアマネの仕事を一人の利用者さんで考えてみましょう。一人の利用者さんに対しこれだけの仕事が最低限回っています。担当している利用者さんが40人ならば×40で書類を含めた仕事をこなしていく必要があります。

  • 利用者さんやご家族から担当してもらいたいと連絡が入ります。
  • 担当の挨拶を行い、契約します。
  • ご自宅や入院している病院に行きどんな状態か聞きます。
  • 介護認定が必要であれば、申請を促したり、申請代行を行います。
  • 利用者さんの何ができないのか、何が必要かを考えます。
  • 居宅サービス計画を作成します。
  • サービス担当者会議を開催します。
  • サービスの利用状況をモニタリングします。
  • サービス利用状況が利用者さんの状態に合わなければ調整していきます。
  • その月のサービス利用状況の算定を行います。

居宅ケアマネの仕事範囲

利用者さんやご家族の困っていることは介護サービスだけで解決できるわけではありませんね。経済的に困っていれば社会福祉の担当につなげ、障害者であれば障害担当の方に情報提供して支援してもらいます。あるいは病気治療について医療関係者の助けも必要です。まずは電話で情報提供し、複雑な事情がある場合は担当者と共に面談することもあります。

ケアマネは何でもしてくれる人ではない

介護サービスでできることはほんの一部で、利用者さんやご家族の協力も必要です。ケアマネが付けば何でも解決と思われているご家族には要注意です。「この時間帯に訪問できるサービスがない。」などの場合にクレームが起こりやすいのを経験しています。

ケアマネができることを説明する機会

ケアマネの仕事のできる範囲を説明するのは最初です。契約の時点できちんと説明します。事業所の開いている時間、緊急の場合の連絡先、ケアマネのできることできないこと、入院になったときはケアマネに連絡してほしいなどですね。慌ててサービス利用、契約の説明がおろそかな時にあとで痛い目にあいます。これは私の経験からです。

結論:居宅ケアマネの仕事はたいへんです

一人一人利用者さんは違います。担当全ての方のモニタリングをするだけでも時間がかかりますね。いつでもご家族がいらっしゃる場合はいいのですが、休みが日曜日しかない・仕事が忙しくてケアマネと話す時間も取れないとなると何度も電話をかけて様子を聞かなければなりません。

ケアマネが行う月単位の仕事

  • モニタリング
  • 更新申請の管理
  • 新規相談の受付
  • 利用票・提供票の作成
  • その他、届出
  • 医療連携

実際には新規相談をこなしながらモニタリングに回り、他の事務仕事をしていきます。きっとこの記事を読んでいる皆さんも同じではないでしょうか。居宅ケアマネの大変さは他にもあります。一人の居宅ケアマネが担当する人数は要介護者が35人+要支援者8人。要支援者は0.5人で計算します。全体で40人未満(ICT活用で45人未満)が特定事業所加算を算定できる最大人数。40人未満つまり、39.5人の担当を持ちながらの仕事になります。

特定事業所加算について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

居宅ケアマネの仕事のキツさ3選

上記のように仕事をしている私たち居宅ケアマネですが、決して忘れてはいけないことが何点もありますね。3つにまとめてみました。「ああっ」とため息がもれる「避けては通れない関門」です。

ひとつ.絶対に更新や届を出し忘れてはいけない

更新期間が最長4年になり、状態が変わらなければゆっくりできると思っていましたが、更新申請を忘れないようにしなければなりません。毎月、「来月の申請はどなたでしたっけ」となりますね。更新に伴って「軽度者に対する福祉用具貸与の例外給付」「医療系サービスの利用」を行います。常に何か忘れていないのかと心配し続けます。確認していたつもりでもうっかり忘れると自費が発生することになるので、皆さんの事業所もやりすぎるくらいの確認をしていませんか。

  • 更新申請
  • 軽度者に対する福祉用具貸与の例外給付
  • 医療系サービスの利用(主治医意見書のチェックや保険者によっては確認書)
  • ショートステイの利用日数の届
  • その他

ふたつ.何としても実地指導を乗り切るべし

実地指導と聞くとゾッとしますね。でも、実地指導で引っかかれば減算になります。実地指導前にケアマネが退職し、引き継いだけど過去の書類整理をしたところ書類が足りないなどということがよく起こります。分かりやすくするために事業所で順番などを統一してファイルしましょう

実地指導の間隔は6年位

居宅介護支援事業所の指定の有効期間は6年間です。実地指導の間隔は6年となります。「そろそろ実地指導がきそう」→「来る」。そして、終わってしまうと「これでしばらく安心」となります。

運営指導は、原則として指定又は許可の有効期間内に少なくとも1回以上、指導の対象となる介護保険施設等について行います。この実施頻度については、介護保険施設等の数等の地域の状況や必要性等に照らして、当該期間内の実施回数を増やすこと(毎年次、新規指定時、更新時、報酬改定時等)も可能です。

参照元:介護保険施設等運営指導マニュアル令和 4 年3月

実地指導確認書類

さて、いよいよ実地指導が来るとなると書類の準備に入ります。書類は提出書類と提示書類があります。常日頃からきちんと書類の整理・ファイルをしているのであれば問題ないのですが、担当を多くかかえ書類整理が追い付いていないと大変なことになりますよね。

1.提出書類

  • 自主点検表(直近分の写し)
  • 運営規程
  • 重要事項説明書、パンフレット、契約書等
  • 従業者の勤務体制及び勤務形態一覧表(実地指導月の2ヶ月前分を基本とする)
  • サービスの提供に関する調書(別添)
  • 緊急時、事故発生時、苦情対応等のマニュアル *既に実地指導を受けた事業所については提示を求めることを基本とする

2.提示書類

(1)勤務体制及び介護報酬の請求状況等を確認するための書類

  • 従業者の勤務関係書類(出勤簿、タイムカード等の勤務の状況がわかる資料)(実地指導月の2ヶ月前分を基本とする)
  • 資格証(写しでも可)
  • 苦情処理、事故発生時における対応状況のわかる資料
  • 研修実施状況のわかる資料
  • 介護給付費請求書、介護給付費明細書(国保連請求控え)(実地指導月の2ヶ月前分を基本とする)
  • 請求書又は領収書の控え(実地指導月の2ヶ月前分を基本とする)

(2)サービスの提供を確認するための書類

  • 居宅サービス計画書、サービス利用票、サービス利用票別表
  • 居宅介護支援介護給付費明細書 

参照元:介護保険施設等運営指導マニュアルについて

みっつ.必ず更新研修を受ける

書類や届をこなしても私たちケアマネには研修が待っています。実務研修から始まり介護支援専門員専門研修専門研修過程Ⅰ、Ⅱ、主任介護支援専門員研修、主任介護支援専門員更新研修、そして資格が喪失しないように更新研修を受け続ける必要があります。

ケアマネの研修の種類と研修時間

ケアマネが研修に入るときは同僚に担当ケースの対応を手伝ってもらいます急なショート探しなど起こらないように、自分の体調や家族の体調に変わりがないように祈るように研修に向かいます。一人ケアマネの場合は研修の休憩中に対応していますね。ケアマネ業務に就いている人は研修が出勤扱いになりますが、資格の継続でケアマネ業務に就いていない場合は休暇を取って研修に参加している方が多いですね。

      研修の種類     研修時間     
実務研修     87時間
介護支援専門員専門研修専門研修課程Ⅰ     56時間
介護支援専門員専門研修専門研修課程Ⅱ     32時間
主任介護支援専門員研修     70時間
主任介護支援専門員更新研修     46時間

ケアマネ研修の費用

ケアマネの研修費用は各都道府県で金額が違います。自分の場合は研修費用がいくらになるか調べておきましょうね。研修費用も会社が負担してくれる事業所としない事業所があります。就職する前に確認しましょう。主任介護支援専門員研修の受講料を表にしてみました。R4年10月に調べた内容です。詳しくは各都道府県に確認してください。

都道府県主任介護支援専門員研修受講料
北海道53000円テキスト代 4000円
新潟県48000円
東京都52600円
神奈川県50900円
大阪府60000円テキスト代含む
沖縄県36000円テキスト代 4000円

まとめ

  • 居宅ケアマネの仕事内容😨本当にきつい仕事なのかをかんがえてみました。
  • 居宅ケアマネの仕事の流れを一人の利用者さんで考えると初回面談からアセスメント~モニタリングと順序良く(秩序正しくでしょうか)行うことになっています。
  • 居宅ケアマネの仕事範囲では介護保険以外の他のサービスにつなぐこともあります。ケアマネが何でもやってくれる人と思われないように契約時は説明をしっかりしましょう。
  • 結論:居宅ケアマネの仕事はたいへんでは一人一人の利用者さんに気を配りながら月単位に忘れてはいけない仕事をします。それだけでも大変な仕事ですね。
  • 居宅ケアマネの仕事のキツさ3選、「更に」と付け加えたいです。
    1.更新や届を出し忘れない。 
    2.実地指導を無事乗り切ることが必要です。
    3.更新研修には参加して資格喪失にならないようにする。時間もお金もかかります。
  • どうでしょうか。自分で仕事をしていても毎日の仕事に追われ、間違えたり忘れたりしないかと怯え、研修に時間を取られながら月の仕事はきっちりこなすのは大変神経を使いますね。これで、働く環境が少しでも悪ければ心が折れてしまいます。転職という言葉が頭に浮かんだ方は下の記事を読んでください。
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