ケアマネの仕事を辞めたい、居宅介護支援事業所に向いてない人。

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ケアマネのメンタル
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ケアマネの仕事を辞めたい、居宅介護事業所に向いていない人

ケアマネに向いてないとは

居宅介護支援事業所のケアマネをしていると長く勤めている方と入社してすぐにやめてしまう方がいるように感じます。「ケアマネをしよう・ケアマネになりたい」と思って仕事をはじめたのにすぐにやめてしまうのはもったいないと思ったものです。この記事を読むことで居宅介護支援事業所のケアマネに向いているのかが分かるようになっています。どんなところが向いてないのかが分かることで、さらにケアマネとして安定して仕事をしてもらいたいと願っています。

ケアマネの離職率は高いのか

辞めてしまうケアマネが多い印象はあるのですが、離職率について調べてみました。

ケアマネの就業状態

2021年度の事業所における介護労働実態調査によると介護サービス従業者の就業形態は「無期雇用職員」が70.1%に対して「有期雇用職員」が29.5%なっています。ケアマネジャーは、介護保険サービス系型別でみると居宅介護支援が「無期雇用職員」75.3%と高くなっています。特徴は65歳以上の労働者の状況としてケアマネジャーが14%いるということです。よく言えば、長く勤められる職業と言えますね。人数が適当である割合が、ケアマネジャーで67.3%であるのに対し看護師は54.9%ということは看護職員不足よりはいいということでしょう。さらに居宅介護支援では84.5%となっているのですが、居住系と施設系(入所型)は「定着率が低く困っている」がそれぞれ 24.4%、21.8%となっています。

ケアマネの離職率

さて、離職率ですが訪問介護員の採用率が15.0%、離職率が15.6%です。ちなみにサービス提供責任者になると採用率は10.8%、離職率が14.9%になります。ケアマネジャーでは採用率が18.5%で離職率が14.7%でした。採用率と離職率の数字を見ていただけると分かりますが、離職率は決して高くないということです。

2021事業所における介護労働実態調査

ケアマネ未経験はむずかしいのか

ではなぜ、ケアマネジャーはすぐ辞める印象があるのでしょう。居宅介護支援事業所の64.2%が単独の事業所です。複数事業所の居宅介護事業所が少ないということですね。複数事業所があり、居宅介護支援事業所の人員を補充するときは未経験のケアマネ資格保有者に声がかかることもあるでしょう。単独の居宅介護事業所の場合を考えてみましょう。採用をする場面としては職員が退職するので募集をするということが多いと思われます。教育コストも余裕もないため、即戦力のケアマネジャーが必要となります。ケアマネ業務未経験で即戦力を求められる職場に入ることが難しいことがわかります。未経験であれば、複数事業所のある居宅介護支援事業所をお勧めします。万が一、合わないというときに配置転換してもらえるからです。

ケアマネに不向きな人物図鑑

ひとつ、言っておきたいことがあります。「ケアマネジャーという仕事に不向きかな」と悩む方は問題ないことが多く、向いてないことに気がつかない場合の方が問題です。そして、向いてなくてもケアマネの仕事はできてしまう。そんな担当の利用者もかわいそうですが、同僚にいる場合もフォローしなければならないことが多いでしょうね。

1.ケアマネなのに頭が固い方

利用者様のおかれている環境、身体状況、家族の問題など様々な条件に対応したプランを考えなければいけないところ、この人はこうであろうと決めつけたプランを立ててしまいます。決めつけが多いので、同じようなプランに利用したことがあるサービスのみを使うなどの特徴があります。

利用者の要望を聞き取ることが苦手なため、早い段階でクレームがきます。まだ、クレームになるくらいならいい方で最悪の場合は「介護保険は使いにくそうだから、家族が仕事を辞めてがんばろう。」などと言うことも起こりました。

2.ケアマネなのにコミュニケーション苦手な方

プランを作る際に事業所へ空き状況の確認をしなければならなかったり、主治医に情報提供したりする場面が多い仕事です。遠く離れて住んでいるご家族にも電話する必要もあるでしょう。電話連絡がすごく好きな人は少ないと思いますが、「とにかく電話したくない」としなければならない仕事ができないとなると大変ですね。

担当している方が30人いるとして、次から次に対応していかないと解決しない案件が積みあがってしまいます。支援経過なども打ち込んでいかないと忘れるので後回しにはできませんね。今、施設の空き状況を確認してご家族に連絡、担当者会議の日程調整と何件も同時にこなすときもあります。連絡が苦手な場合、不安になったご家族からの問い合わせとか、空き情報を提供した事業所が使う気があるのかなど聞いてくるので、かえって電話対応が多くなります。

3.ケアマネなのに感情的な方

様々な職種の方とコミュニケーションを行う立場です。性格の合わない方や思い通りに事が運ばないときもあるでしょうが、いちいち感情的になると上手くいくこともダメになってしまいます。特に忙しいときには誰しも焦ってしまうもの、でも相手には忙しさは伝わりません。冷静に仕事をこなしていくスキルも必要ですね。

感情をぶつけられた相手も次に話すときには委縮して言いたいことも言えず、情報提供もままならない事態になります。結局、感情的な自分の首をしめていることになります。

4.ケアマネなのにフットワークの軽くない方

ケアマネジャーは電話を受けて、すぐに援助が必要であれば住所を聞いて電話番号を控えて車でご自宅に向かい話を聞く必要があります。面倒くさいとか、もう少し様子を見てからとか言って動かないと取り返しのつかないことになります。モニタリングは月末にしようと思っていると月末に予想外の退院・退所のラッシュでモニタリングに時間が取れなくなったなどの事態を招くこともありますね。

「明日行こう」「明日やろう」と思っているとやらなければいけない仕事がたまってしまいますね。今、優先しなければならない仕事は何かを考えて行動にすぐ移れるケアマネになりましょう。

本当にケアマネが向いていないのか

ケアマネに向いてないと思った方へ

ケアマネに向いていない人を上げてみたのですが、どうでしょうか。自分は○○のタイプで向いていないと思った方、安心してください。自分のタイプがわかっているのなら、対策はありますよ。例えば、「2.ケアマネなのにコミュニケーションが苦手な方」の場合は「自分は電話をかけるのが苦手だから、大事な電話はすぐにかけるようにしよう。」と心がければいいのです。

それでもケアマネに向いていないと思う人

即戦力を求められ入社して分かることがあります。それはストレスの種が多いことです。利用者の人数が介護と予防を足して40人くらい、その家族もとなると100人くらいの顔や名前、家を思えなければいけません。利用したことのない事業所、医療機関とも連絡をする。そういう新しい環境に耐えられない人がいることを知りました。無理をしてはいけません。努力してもうまくいかないケアマネに向いていないと悩んでいる方。ケアマネ業務を行うと体調が悪くなる、精神的につらいという方は、自分に向いている仕事に転職を考えることも必要です。無理をしては自分のためになりません。
また、同僚が協力的でない場合、ほかの事業所でならば楽しくケアマネ業務ができることもあります。転職することで自分に向いた場所を見つける方も多いことをお知らせします。

まとめ

ケアマネを辞めたい、居宅介護支援事業所に向いてない人という内容の記事です。
・ケアマネに向いてないとは、そもそも向いていないとはどういうことなのでしょう。
・ケアマネの離職率は高いのかを調べてみると、就業状態では看護師よりも人数が足りていて65歳以上の職員が14%いることから長く勤められる職種であると言えます。離職率も介護職員と比べると採用率と離職率の差から低いと言えます。
・ケアマネ未経験はむずかしいのかは複数事業所の居宅介護支援事業所が少ないことから、募集がある場合は即戦力を求められるということです。ですから、複数事業所の居宅介護支援事業所から声がかかる職場で仕事をすることが未経験で勤められる可能性があります。
・ケアマネに不向きな人物図鑑として4つのタイプをあげてみました。
1.ケアマネなのに頭が固い方、2.ケアマネなのにコミュニケーション苦手な方、3.ケアマネなのに感情的な方、4.ケアマネなのにフットワークの軽くない方をあげました。
・ほんとにケアマネに向いていないのか。ケアマネに向いていないと思った方とそれでもケアマネに向いていないと思った方にメッセージを送りました。

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