居宅ケアマネ 後任が見つからないので辞められないです。

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後任が見つからない ケアマネ業務内容
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居宅ケアマネになって「居宅ケアマネなんて辞めてやる」と思ったことが2度や3度、いやもっとたくさんあります。たぶん、居宅ケアマネの皆様も同様ではないでしょうか?介護保険の仕事が難しいのはもとより、関わる人・事業所・役所などの言い分を聞きいて調整していると「なんで自分がやらなければいけないんだ」と追い詰められることも度々あります。そんなに嫌なら辞めてしまえと思うところですが、仕事は何となくできているし、やっと介護保険も慣れてきたところです。資格もやっと取ったのだし、事業所さえ変わることができれば楽しく仕事をできるのではないかと思います。具体的に辞めることを考えたときに出てくるのが「後任がいない」問題です。そんな居宅ケアマネが迷わず辞めることができる記事を書いています。

居宅ケアマネの人員基準

介護士の場合、一人足りなくても勤務を回すことができれば事業所として成り立ちますが、居宅ケアマネとなると一人当たりの持ち件数の上限が決まっています。これは事業所として担当する利用者数に応じて(利用者の数が35人又はその端数を増すごとに1名)介護支援専門員を配置するという人員基準があり、うち1名は常勤の者であることが必要です。居宅ケアマネであればお分かりですね、失礼いたしました。
担当件数の管理はむずかしいものです。担当件数に関してこちらの記事で詳しく書いています。

退職者の補充が必要

会社は退職者が出ると決まるとハロワークに求人を出します。さて、定期的にハローワークの求人検索画面を見ているとずっと募集されている事業所があります。何ヶ月も経っています。一人退職者が出てそのケアマネの担当ケースを残った職員が分けて持ち、それ以上は近隣の事業所に担当を依頼していると思われます。新しいケアマネが入ればその方にまたケースを渡していくでしょう。持ち件数の上限があるため、退職者の後任を募集します。

後任ケアマネを探す

大きな介護施設が併設されていれば介護福祉士の中に介護支援専門員の資格を持っている人がいます。会社側から声をかけて興味があれば後任になってくれるでしょう。しかし、居宅ケアマネに処遇改善はつきません。夜勤も普通はないので収入が激減します。収入が下がってまでケアマネの仕事をする人はほとんどいません。同様の理由でハローワークに求人を出してもすぐには応募がないのが現実です。余裕をもって退職願を出しても後任が見つからないこともあるという覚悟が必要になります。
いい条件で求人を出せば入社する人がいるでしょうが、現職員との差があるとモチベーションが低下さらに退職者が増えることになります。という訳で特別いい条件ではない求人には応募がありません。

一人ケアマネの退職は深刻

居宅事業所で一人ケアマネのところは後任が来なければ事業所を閉めなければなりません。担当していたケースは他の事業所にもれなく引き継ぎます。たまに次の事業所に利用者さんを持っていくこともあります。
一人ケアマネの場合、後任がいないと事業所を閉鎖すると言いましたが、会社がすんなりと認めてくれるかが問題です。会社によっては無理な引き止めや脅迫まがいのことをすることもあるようです。

後任のケアマネがいなくても辞める

後任ケアマネは見つからないし、次の職場の入職日も近づいてきました。退職届を受け取ってもらえたなら、あとは辞めていくだけです。引き継ぎに必要とおもわれるリストを作成、必要な書類がちゃんとファイルされているか確認しましょう。

後任が見つからない場合の会社の対応

後任ケアマネを募集するのは会社の仕事です。後任ケアマネの応募がないときは今後どうするかを会社が判断します。

複数ケアマネが在籍の場合

居宅介護支援事業所として対応できる件数を計算します。その数を超えた分を系列の事業所や近隣事業所に持ってもらえるか打診して、了解されたら引き継ぎをします。
転職先が近隣の居宅介護支援事業所の場合は何件か持っていける場合もあります。事業所が変わるので居宅の届や契約書に注意しましょう。

一人ケアマネの居宅介護支援事業所の場合

一人ケアマネの居宅介護支援事業所の場合は次月に後任がいない(ケアマネがいない状態)場合は利用者さんを他事業所に移して事業所を閉めます。会社が手続きを行います。しっかり、有休休暇も消化して辞めていきましょうね。

なぜ、後任ケアマネが見つからないか

会社はなぜ居宅ケアマネが辞めていくのか、後任ケアマネが来ないのかをよく考えてほしいですね。元々、待遇のいい事業所は退職者が出ないもしくは出てもすぐに新しいケアマネが入社します。介護福祉士や看護師からケアマネを目指す方が勉強して、介護支援専門員の試験に合格、やっとなれた居宅ケアマネが、収入が低く、休日返上で仕事して、家族からは介護保険以外の対応を求められ疲弊して燃え尽きていくのは残念なことだと思います。一人一人がより待遇や環境のいい事業所を目指すことで将来のケアマネたちの待遇もよくなっていくと信じています。

まとめ

居宅ケアマネ 後任が見つからないので辞められないです。でも大丈夫、きっぱりと辞めましょう。自分の将来がかかっていますから。
居宅ケアマネの人員基準については、他の介護サービスと同様に最低限守らなければならないところです。
そこで退職者の補充が必要となります。会社は後任ケアマネを探すことになります。
一人ケアマネの退職は深刻となります。ちゃんと引き継いで辞めたいところですが…
後任のケアマネがいなくても辞めましょう。後任ケアマネが見つからないときの会社の対応は複数ケアマネが在籍の場合と一人ケアマネの居宅介護支援事業所の場合で対応が変わってきます。いずれも会社が判断することなので、退職できます。
なぜ、後任ケアマネが見つからないか…ケアマネを続けていると事業所によって仕事の進め方、待遇が全く違うということが分かってきます。お互いをよく知っているので、「あの事業所はブラック」となれとなかなか求人の応募がきません。各事業所でケアマネが胸を張って働けるようになることを願います。
転職先がまだ決まっていない方はこちらも読んでください。

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