新人のケアマネジャーはストレスが大きいものです。こんなに大変な仕事だったと落ち込んでいる新人ケアマネも多いのではないでしょうか。自分だけが仕事ができないと思わないようにこの記事を書きました。
新人ケアマネジャーの悩み
介護の仕事などをして介護支援専門員の受験資格がやっとできて、猛勉強をしてケアマネジャーになったのに「こんなはずではなかった」と思っている方が多いです。そして、よくわからなくても次から次へと慣れない業務が押し寄せます。自信が持てないまま時間だけが過ぎていくと「自分はケアマネジャーにむいていないのではないか」「仕事が覚えられない、覚えられる気がしない」「利用者家族とあわないみたいでツライ」など、そんな新人ケアマネさんの気持ちが少しでも軽くなるようにこの記事をかきました。
新人ケアマネジャーのくじけそうな気持には理由がある
介護支援専門員の仕事に就いて思うことは、特殊な仕事であること、心が折れやすい仕事であるということです。なかには悩んだり、病んだりせずにサクサクと仕事をこなせる方もいるかもしれないのですが、そういう方はこのページを飛ばしてください。今でもときどき気分の底まで落ち込んでは浮き上がるというサイクルで仕事を続けている私から、あなただけではないと伝えたいと思いました。そして多くのケアマネジャーがあなたと同じ思いをしていることを知ってもらいたいです。なぜ、多くのケアマネジャーがモヤモヤした気分を引きずって仕事をしているのかには理由があるのです。
平成28年の介護給付費分科会、「居宅介護支援事業所及び介護支援専門員の業務等の実態に
関する調査研究事業(結果概要)」において
○ケアマネジャーの勤務上の悩みでは、「自分の能力や資質に不安がある」が約40%、「賃金が低い」が約30%と他の項目よりも高くなっていた。1人ケアマネ事業所では、「相談できる相手がいない」という回答が、特定事業所加算取得事業所やその他の事業所と比べて高く、30%を超えていた。
○業務遂行に関する悩みでは、「記録する書式が多く手間がかかる」が約70%と最も多く、「困難ケースへの対応に手間がとられる」の回答も約50%と多くあげられた。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000125048.pdf
猛勉強をして介護支援専門員の試験に合格したものの
まず、介護支援専門員実務研修試験に合格しないことにはケアマネジャーにはなれません。通信教育・問題集などに業務の間にコツコツと勉強してやっとの合格することができる試験です。職場の同僚に「すごいね」「よかったね」と言われたもののケアマネジャーの入り口に立った状態です。実務研修を受けても資格があるというだけで一人でケアマネジャーの仕事にこなすことは難しいです。
ケアマネの求人
新人ケアマネが求人で居宅介護支援事業所に入ることもありますが、全くの新人よりも相談員経験があったり、居宅ケアマネを経験している人が採用されやすいです。よくあるパターンが働いている系列のケアマネジャーが退職や異動で欠員が出たので資格を持っている○○さんに声がかかることが多いです。ケアマネジャーの働く場所ですが、自宅で生活している方を支援する「居宅介護支援事業所」のほかに施設入所者の支援を行う「施設ケアマネ」があります。今回は居宅介護支援事業所のケアマネジャーの場合について経験をもとに書いていきます。
ケアマネの仕事
看護師であれば看護学校で勉強をして資格試験を受け合格して実務につきます。ケアマネジャーは介護の仕事はしてきたもののケアマネジャーの仕事がわからない状態でスタートします。研修を受けてはいるけれど実務とは違う内容、最近は研修で実際の仕事を経験する機会はありますが、ケアマネジャーは一人で判断する場面が多いのも追いつめられる原因と思われます。
新人ケアマネ 何もわからない
会社から欠員が出たので居宅のケアマネにならないかと言われ、事業所の人員や環境などさっぱりわからないまま「やってみようかな、せっかく資格取ったし」と居宅介護事業所に入ることになります。たいがいは引き継ぎがあるので、決まればすぐに居宅介護事業所に出勤することになります。さて、「居宅」って何でしょう。前職がデイサービスの職員・訪問介護員であれば、ケアマネジャーと接することもあり理解がしやすいのですが、施設系の職員が居宅のケアマネジャーの仕事内容を理解するのは難しいです。
今日からケアマネジャーという時点でいきなり担当を持たされ、「さあ、仕事して」と言われ何ができるでしょうか?計画の立て方は習ったものの、毎日の業務をいきなり開始はできないのです。できなくて当然です。何十件かの担当はそれぞれの理由があってサービスを利用している状態です。そこで、引き継ぎが必要になります。
ケアマネ業務の最初
いよいよケアマネ仕事の始まりです。この時点で新人ケアマネができることは体調を整え、何を着て出かけようかと考えるくらいですね。やったことのない仕事、人、環境はケアマネでなくても緊張する場面です。「みんな緊張するんだ。」と割り切っていきましょう。
前任者と仕事の引き継ぎ
前任者から各利用者の病状やサービス、家族関係などを引き継ぎます。前任者がいない場合もあるでしょう。前任者がいないと最低限どころかそれ以下の情報しかないかもしれません。引き継ぎの期間もごく短いため、なんだか分からないまま「後はよろしく」と引き継がれる感じです。前任者が親切な方であれば、「家族とはこの時間に連絡できる」とか「利用者の体調について」など詳しく教えてもらえるのですが。
事業所の責任者は新人ケアマネジャーが仕事を覚えられるように気を配ることが仕事です。皆さんの事業所はどうですか?
ケアマネの訪問、担当変更の挨拶
前任者がいる間に担当利用者の自宅を訪問し、担当者が変わる挨拶を行います。土地勘のない地域の担当は大変です。一回訪問しただけでは覚えられません。車で訪問する場合、駐車場所なども覚えておきたいです。私の場合、二回目の訪問前に雪が降ってしまい、どれが利用者の家か分からなくなりました。今ではグーグルマップを駆使していますが、パソコンも使い慣れていなかった状態だったので住宅地図をコピーして車で出かけて迷っていました。
挨拶したときに前任者と利用者の信頼性を感じ、「自分は信頼を得られるのだろうか」と不安になる瞬間でもあります。これは時間が解決します。
ケアマネ大変 すぐに独り立ちしなければならない
実習で何となくできそうだと思っていたケアマネ業務。一人二人ならともかく40人程度の利用者さんをポンと任されました。担当ケアマネとしての業務開始です。
何も分かっていないことに気づく、挫折
前任者が去ると急に不安になります。同僚は「何でも聞いてね」と言ってはくれますが、皆忙しそうで声をかけられず、しかも何を聞いていいかも分からない状態です。いい年をして何もわからない状況は今までにない挫折です。上司・同僚の仕事が落ち着いているときに自分がいま何をしたらいいのかを聞くことで少しずつ仕事を進めていきましょう。最初は聞きにくいかもしれませんが、聞いているうちに慣れてきます。ケアマネジャーってこんな始まりだと上司・同僚も思い出すでしょう。
一人ケアマネなどで同僚がいない場合は地域包括支援センターのケアマネジャーに聞いてみましょう。
贅沢なことを言えば、付きっきりでケアマネ業務を教えてもらいたい!次に何をしてどう考えればいいのかを教えてほしかった。
利用者家族、他事業所の対応が始まり
最初は利用票を作成してモニタリングに行くのが最初でしょうか。利用者家族からサービスの追加「ショートステイを利用したい」などの要望、そこで「この利用者はどんな人だっけ」とカルテを見てショートステイを探し、情報を事業所に提供して担当者会議です。家族から「ショートステイっていくらかかるのですか?」と聞かれ「私もわからない」と思いながら「調べてから連絡します」と答えます。介護保険の部分と居室代・食事代があって料金になると分かったり、限度額内に収めたりと一歩一歩勉強して理解していく感じです。最初からスマートに仕事をするはずの方は挫折しやすいと言えます。同僚や他事業所に教えてもらいながら時間をかけて覚えると思うことで気持ちが軽くなりませんか。
今だからわかること
新人当時は分からなかったのですが、今だからケアマネジャーの仕事が分からなくて当たり前と言えるのです。
ケアマネジャーの仕事、無理をしないでください
ケアマネジャーは担当の家族や生活を守るとか思っていませんか?ケアマネジャーができることはその方の生活のほんの一部分の手伝いしかできません。家族の負う部分は大きく動いてもらわなければいけません。ケアマネジャーは家族の代わりにはなりえないのです。一人暮らしの方はその方がある程度危険でも頑張らなければならないのです。すべてをケアマネジャー一人が何とかしようとするといずれ破綻して心を病んでしまいます。ケアマネジャーの仕事内容を見直しましょう。ケアマネジャーは介護サービスの計画を立てることです。時々、ボランティア的に利用者に尽くす方がいますが、一時的に感謝されるでしょうが担当している利用者に対し平等ではないと感じます。
事業所の上司・同僚に恵まれない場合もあります。耐えられそうもないときは早めに配置換えや転職を考えましょう。一番大切なことは、あなたの心が健康でいることです。悲しいことですがこのケアマネジャーという仕事は心を病みやすいのです。気持ちの切り替えが大切になります。困難事例にあたると考えまいとしても頭にいろいろ浮かんできて離れず、眠れなくなります。長年ケアマネジャーを続けている方は皆さん気持ちの切り替えが上手です。私と言えば、このブログに書くことに集中することで気持ちを切り替えているようです。
ケアマネジャーのお悩み2選
ケアマネ 向き不向き
何事にも向き不向きはありますが、介護支援専門員の試験に合格して「ケアマネジャーの仕事がしたい」という時点では皆同じスタートラインです。実際に仕事をしてみると電話1本で名前と住所を聞いてご自宅訪問したり、利用したことのない事業所や役所とのやり取りも多いので、コミュニケーションが必要です。でも、特別なコミュニケーション能力がなくても要領が悪くてもやるべきことを行えば大丈夫です。フットワークは軽いほうがいいですが、アセスメントやモニタリングなどをこなせればいいと思います。また、いろいろな人と話す機会が増えて中には自分と合わない人や攻撃的な人がいるので繊細過ぎるとつらいところです。だからと言って向いてないとは言いたくないです。ケアマネジャーの同僚も「あの家族は少し苦手」などと言いながらも出かけていきます。
ケアマネの向き不向きで言えば、向いていないと悩んでいる人よりも自信たっぷりに向いていると言っている人が、実は本人の意向を聞いていなかったり、自分の進めるサービスを押し付けたりということもあります。それでも、ケアマネ業務的をこなしているだけある意味優秀なのかもしれません。
「仕事が覚えられない、覚えられる気がしない」
仕事はたくさんあるので一度には覚えられません。アセスメントからモニタリングまでの流れと毎月の仕事、更新手続きなどを確認しながら覚えていきます。介護保険だけでも精一杯頑張っているのに生活保護や障害者の制度などとても覚えられないので、分からないときは同僚や市役所などで教えてもらいます。その都度人に聞きながらネットで検索して調べながら仕事をしています。一か月単位で仕事の流れを考えて更新申請が必要な人、認定がおりそうな人を中心に考えていきます。
ケアマネジャー、失敗しても何とかなる
新人ケアマネジャーの仕事のすべてのケースを上司が点検することはないと思います。不安なことは同僚に確認していくといいのですが、漏れてしまうこともあります。ケアマネジャーなりたての時は失敗が心配で毎日更新の手続きはしたのか、契約の日付はあっているのか、今月のモニタリングは全員済んでいるのかと心配で心配で確認しまくっていました。それでも忘れることはあります。結論からいうと何とかなる、何とかするということです。経験の長いケアマネジャーが同僚にいればたいがいのミスを経験しているので相談に乗ってもらいます。一人で抱え込まないことです。地域包括支援センターに相談もできます。
ケアマネジャーの一通りの仕事を覚えるのに2年くらい
すぐにバリバリ仕事をこなしたいと思っていたかもしれませんが、2年位は我慢してください。急いで結果を出そうとするとかえって大きな失敗をしたり、激しく落ち込んだりします。
やらなければならないことが多すぎる
ケアマネジャーの業務が多いため覚えてこなしていくのに時間がかかります。毎月の仕事のほかに3年に1度の介護保険の改定の対応、実地指導の対応など慣れにくい業務も多いので全体の業務を把握するのは大変なことです。介護ソフトの利用、パソコンの操作なども覚えなければなりません。最初からすべてできる人はいないと思ってゆっくり覚えていきましょう。私は2年くらいかかりました。
ケアマネが病むとき
ケアマネジャーになって自分の心のモヤモヤが気になっていましたが、最近何なのか分かりました。ケアマネジャーというと生活の困りごとの何でも屋のように思っている利用者、利用者家族、病院の看護師、医師がいることです。そしてケアマネジャー自身もどこまでがケアマネの仕事でどこから断っていいのか難しいことがあります。介護サービスの計画を立てるのが仕事なのに生活保護や障害者制度の知識も当たり前に求められ、ボランティア的にほかにできる人がいないからと買い物などしている自分がモヤモヤしています。
まとめ
- 新人ケアマネのくじけそうな気持には理由がある。ケアマネの仕事は新人が行うには難しい内容です。仕事をして何も分からないと思うこともあるでしょう。
- ケアマネ業務の最初は前任者の引き継ぎを行い、訪問して担当交代挨拶を行います。
- ケアマネは大変な仕事で、挫折しないようにしましょう。利用者さん・ご家族・サービス事業所とのかかわりができます。
- 今だからわかること、無理しないでください。
- ケアマネのお悩み2選は「ケアマネ向き不向き」があること、「仕事が覚えられない」というお悩みはありますが、失敗したとしても何とかなります。
- 仕事を覚えるのに2年はかかります。
ケアマネジャーになって思うことは、事業所に入ったとたんに何十人もの担当を持ち、ほかの事業所からはあたりまえに何でも知っているという扱いを受けます。でも、実際は利用者の顔も分からず、介護保険の内容もイマイチで「今日は何しましょう」の状態でスタートです。自分がケアマネジャーにむいているのかは仕事を覚えてこなしてからでないと判断できないのではないかと考えます。それでも、精神的に追い詰められ逃げ出したいときもあります。気分転換につとめそれでも心が折れてしまったときは退職や転職もやむを得ないと思います。転職して違う事業所に移ることで同僚に恵まれ楽しく仕事ができる場合もあります。
https://bottiblog.com/home-care-manager-is-hard-to-quit/
コメント
ポッチさん、こんにちは、また、年明けから壁にぶつかってます。施設入所の方ですが、そのまま、看取りになる可能性があります。昨年暮れぐらいから、食事が摂れなくなり、年始年末を迎え、一度年末に様子を見にいきました。看護師さんに状態を確認し、特指示で、点滴をされていたようです。訪問時反応もあり、年明けて、一度も顔は見ていなくて、施設に確認すると、年始始まって状態を見に来られましたか?と言われました。コロナ感染予防で、あまり、訪問したくなかったので、訪問してませんでしたが、頻繁に様子を見に行った方がいいのでしょうか?少し落ち込んでます。
かかさん、新年早々大変ですね。施設入所の方は施設相談員さんにお任せしています。ケアマネが面会することで感染させるかもしれないので、たまに状態を聞くくらいですね。施設職員も忙しいので情報は少なく、かえってご家族から状態を教えてもらうことも多いです。「状態を見に来られましたか?」と聞かれたら「コロナを持ち込む可能性があるので状態を教えてください」と毅然とした態度で言います。私も図太くなったものです。しかし以前は同僚やサービス事業所、ご家族、ご本人からの何気ない言葉が気になって悩んでいました。自分の判断で行動して間違えたときは素直に謝ってます。落ち込まなくてもいいですよ。
ポッチさん、こんにちは、なんとか、かんとかで、年末迎えてます。最後の一週間で、仕事終わりだと思い
「ホッと」していたのですが、プラン短期切れの方が2名いたのに気づき、慌てて、連絡し、プラン作成したりしていてそれで、終わりかと思っていたら、入院中の新規申請中の方が、自宅に帰りたいと言い出し、先輩に助けてもらって、急遽福祉用具の方と訪問し担当者会議のてんやわんやで、なんとか、終わりました。入職してやっと半年なんとか乗り越えてきました。ポッチさんにも、心強いコメントを頂きながら、来年も、不安いっぱいだけど、もうしばらく、頑張ってみようかと思ってます。よいお年を、そして、来年も、宜しくお願いします。
かかさん、明けましておめでとうございます。新しい年が始まりました。仕事とオフの切り替えを上手くして心の健康を守りましょう。私も頑張りますので、よろしくお願いいたします。
ポッチさん、お疲れ様です。毎日毎日、ハプニング続きで、なんとかやってます。最近電話恐怖症になってます。ケアマネをするのに一番大切な事ですよね。連絡調整をしないといけないのに、電話を受ける、掛ける事に恐怖を感じてます。先輩に電話するの、緊張するよね〜と言われながら・・・毎日交代で、電話当番が回ってきます。鳴るたびに、ビクビクしてます。自分にかかって来た電話は特に何を言われるのか、パニくります。電話をかける時はもっと緊張して、掛ける事に、時間がかかり、午前中かけようと思った電話も、もじもじ、ドキドキで午後になってしまったり。自分では、電話かけなきゃ、掛けるだけなのにどうしてできないの?って、自分自身に言い聞かせながらやってます。前職の時は、やってたのに、恐怖心から出来なくなってい
る。やっぱり回数と経験でしょうか?克服できるんでしょうか?
かかさん、お疲れ様です。頑張って仕事されているようですね。電話ですが、私は苦手な利用者さん家族に電話するとき緊張します。でもかけなければ。そんな時はリストにして〇時に電話と決めます。「かけたくない」とか文句を言いながらかけています。ショートステイ探しも20件かけて1件も空いてないなんてことも、げっそりしながら電話かけ続けます。自分にかかってきた電話はとにかくメモを取りまくります。聞きそびれたことは仕方ないのでこちらから電話します。攻撃的な方もいますが、たいがいは時間が経つとなじみのかんけいになり緊張しないで話せるようになります。克服というよりは慣れです。ウチの事業所では新人さんは勇気を出して「エイッ」と電話しています。
ポッチさん、お疲れ様です。毎日せかせかやってます。正解なのか間違いなのか、とにかくやるしかないのです。まわりのベテランさん達は、何十件も持ってても、楽しそうにお喋りされてます。それでも仕事をこなしてます。私は、必死もっしで、会話に入る事さえ出来ません。たわいのない話しをしてますが、相づちを打つ事も出来ず、パソコンにひたすら入力してます。「なんて愛想がないんだろなんて、思ってるだろうな?」とか思いながら、ベテランさん達は、20年くらいの付き合いだから、家庭の話やら子供の話をしてますが、私はその中には、入れない感じです。孤独を感じます。悪い人達では、ないですが、まだまだ、わけが分からない私は、仕事に集中するしかないです。(愚痴でした。)
訪問介護についてですが、訪問介護の身体は、同居人がいても、サービスを使えるんですよね?生活は、同居人がいる時は、特別の理由がないとサービスは、使えないですよね?もう、半年も経つのに理解してない。在宅のご利用者様に、長男、長女の同居人がいるのですが、デイを利用していた時は、デイで入浴出来ていたけど、歩行が出来なくなってデイにも行かなくなって入浴が困ってる。訪問介護で入浴か、訪問入浴をサービスで入れるのか?オムツ交代で訪問介護もプラスで入れられるんでしょうか?どんなプランにしたらよいのでしょう
同居人がいる時は、訪問介護身体は使えるんですか?教えて下さい。
かかさん、お疲れ様です。同僚の方はベテランなんですね。ケアマネも20年位になると新人だった頃の苦労は忘れているかもしれません。さて訪問介護ですが奥が深いですよ。訪問介護には大きく3種類(身体介護・生活援助・通院乗降)あります。(生活援助ができる)同居家族がいる場合生活援助は行えません。身体介護は同居家族がいてもできます。入浴を考えるとき、歩行状態が悪くて自宅風呂で危険が伴うとき(転倒・風呂から上がれない)は訪問入浴にしています。サービスでできるかできないか悩んだときはネットで調べてます。それでも分からないようならサービス事業所に問い合わせていますよ。一緒に考えてくれます。訪問看護も入浴介助を行います。プランの考え方ですが本人・家族ができなくて困っている→入浴させたいのに→なぜか→歩行できないから→風呂の手すりやシャワー椅子利用しても危険→訪問入浴の利用となりますが、ご家族と一緒に考えることが必要です。以前通っていたデイに車椅子で利用する可能性はないでしょうか?やってみて問題があればまた別の方法でアタックします。
ポッチさん、いつも返信ありがとうございます。頼ってばかりで、すみません。的確なアドバイスありがとうございます。もう1点気になる事が、ありまして、要支援1の独居の一人暮らしの利用者ですが、ご自分でタクシーで病院へ行けます。電話も掛ける事が出来ます。「背中に激痛が走り何も出来ません、歩行器を使いたい」と、連絡がありました。前使っていた歩行器がいらなくなって、返却して、再度その歩行器を使いたいと言われました。以前使っていた、福祉用具さんに連絡をいれて、プランに福祉用具が入っていなかったので、担当者会議をしないといけなくなり、利用者さんに日程を聞くと、明後日の午前中にお願いしますと言われ、その日に担当者会議をする事にしました。福祉用具さんは、電話を受けすぐに対応してくれていて、次の日には歩行器を持って行ってくれていました。ヘルパーさんから連絡が入り、激痛で動けす、ご飯も食べれてない様子との連絡を受けて、配食サービスを入れる契約をしました。担当者会議に行った時に、痛くて何も出来ない、病院の先生に聞いたら、入院して、リハビリをしたらどうか?と言われたとの事。「私も、入院をすすめました」次の日に、利用者から連絡が入り、入院する事にしました。また、入院になったら連絡入れますと連絡があり、さらに次の日に、今日入院になりました。と連絡が、かかって来ました。
後で考えたら、激痛が走って何にも出来無いと連絡が入った時に、すぐに伺うべきだったのか、その対応で良かったのかと、悩みます。福祉用具の方はすぐに、対応してくれたのだけど、こう言う時は、どのようにするのが、的確なんでしょうか?やっぱり、訪問すべきだったんでしょうか?
かかさん、利用者さんの状態が大きく変わったときに訪問できればいいのですが今回の場合利用者さんは歩行器があれば何とかなると思っていたようですね。結果的に入院することになりよかったです。ケアマネが病院受診を勧めても断られ途方に暮れてサービスを入れることもあります。すぐに対応してくれた福祉用具さん、状態の悪化を教えてくれたヘルパーさんに感謝です。ケアマネ業務はそんなにかっこよくいきません。神様ではないので。年数経つと少し要領よくなる程度です。
ポッチさん、お疲れ様です。毎日、失敗だらけで、落ち込んだり、気分が上がったり、副交感神経刺激受け過ぎです。事業所と利用者と利用者家族と行き違いが多く、上手く連携が取れてない、なかなか方向性が決まらなくて、プランの立て直し、立て直しです。ほぼ家族から苦情です。自分が何も出来ていないのが、腹立たしいです。なんて、気の利かないケアマネなんだろうと落ち込みます。新規の利用者様で、訪問マッサージ、訪問リハビリ、訪問介護、居宅療養管理指導、デイサービス、訪問入浴を上手く組み合わせと、どこに依頼してからの流れがよく分からないから、調整に時間がかかってしまって上手く行かなくて、頭の中をきちんと整理出来てないまま「どうなってるんですか」状態です。
対応に苦慮してます。こんな状態で出来るようになるんでしょうか?悩みます。
かかさん、頑張っているようですね。かかさんの苦悩は私が通ってきた道ですよ。新規の利用者さんでプランを立てるとき、利用者さんと家族で求めているサービスが違うことがあります。利用するのは利用者さんなので利用者さんが納得したものを使うとクレームは減ります。(経験です)また、何のためににその事業所を使うのかは本人ができること・家族が手伝えること・病院受診の内容などで決まります。これがアセスメントなのかなと思っています。ただ、介護保険だけで利用者さんの生活すべては助けられないことを分かってもらいましょう。たくさんサービス事業所を使うときは調整が大変ですね。医療系サービスは病院が関わってくるので居宅療養管理指導は病院に問い合わせて何曜日に訪問しているのか聞いたり、他のサービス事業所は空き状況を聞いて組み合わせていきます。担当者会議の時に利用者さん・ご家族・事業所になんでこのような組み合わせにしたのか説明します。ひょっとするといろいろ指摘されるかもしれませんが、皆さんと相談しながら決めます。なにせケアマネが持っていくのは原案ですからね。プランが動き出すとこのサービスが足りないとかいらないとか出てきます。次から次にプランの変更することって結構あります。いろいろな事業所を使ううちに顔なじみになって仕事しやすくなります。新人の頃、事業所さんに頼ることが多かったなあって今思っています。かかさんとのやり取りを通してこれから新人ケアマネさん用の記事も増やしていこうと考えています。
ポッチさん、お疲れ様です。毎日、毎日、身体は疲れてませんが、モヤっとがなかなかスッキリせず、精神的に疲れてしまいます。早い時には、携帯を握って、9時頃には、座ったまま眠ってる時も、多々あります。プランの立て直しで、施設の利用者様ですが、コロナで施設内に入れず何とか本人と面談の時間も作ってもらい、意向を確認して、担当者会議まで持って行ったのですが、「俺は、話してない、勝手に決めて、娘と話しをしてるのに、なぜ俺には話しを聞かない」と、ちゃぶ台返しの勢いで、担当者会議で言われ、他の事業所の方達にも、嫌な思いをさせたと思ってます。「一度ご本人様にも確認しましたが」と言うと俺は、聞いてないと言い。話の平行線のまま、プランの確認をするためにこの会議を開いてますと伝えても、納得されず、挙げ句の果てに、納得しないから、署名も書かないと言い出し、一つサービスが増える為、そこの事業所さんの契約書も書かない始末です。こんな、ことばかりで、やっていけるのか?と不安になりました。電話が恐怖になり、色んな事に、答えられない不安もあるかと思います。この先やって行けるんでしょうか?
かかさん、お疲れ様です。大変な利用者さんにあたってしまいましたね。ケアマネジメントを決められたとおりにやっているのに「話していない」なんて言われると血が引きます。契約書を書いてもらえないということは、かかさんの事業所では担当できないことになるので地域包括に連絡して事業所を変更する手もあります。件数を減らしたくないなら上司のケアマネが担当して様子を見ることもあります。逃げることも必要です。電話ですが主任ケアマネになっても答えられないことは多いです。そのたびに「間違えるといけないので調べさせてください」と時間を頂きます。今はネグレクト案件で誰も主治医意見書を書いてくれない事態になって参ってます。先輩ケアマネや地域包括、福祉課に泣きついて少しずつ進めています。こんな感じで新しいことが起こるたびに迷いながら仕事していますよ。
ポッチさんお疲れ様です。いつも、返信ありがとうございます。毎日毎日、色んな事の連続で、ただ時間が過ぎてるだけに感じます。ちゃんと、前に進めてるのかな〜。先輩達からの引き継ぎの利用者様ではなく、新規新規の対応で、苦戦してます。毎回違うパターンで、「これ、どうしたらいいの〜」って、あたふたしてます。ほぼ全て聞きながら行っますが、今、入院中の介護保険も、初めてで、新規申請から関わらせて頂く利用者で、年末年始もあるので、退院後在宅希望だけど、病院のソーシャルに、自宅で生活出来ないなら、老健も考えないと、って言われて、パニック、手順が、分からない。家族も忙しく連絡取れない、退院まで、介護保険申請から、サービスに結びつけるまでの流れが、出来るのか、本人が帰るまで、環境整備をしないといけないのに、不安としなければいけない事が分からず、おたおたしてます。気持ちが落ち着かす、眠れない日が続いてます。
かかさん、お疲れ様です。私も退院支援の最初は訳も分からず大変でした。退院後に自宅は無理か判断するときは家族が面倒見れるか見れないかが大きいです。「自宅で生活できない」の判断はトイレ介助が必要なのか、食事介助が必要か知るために病院の入退院支援職員から情報を得ることが必要ですね。病院はすぐに施設を探すように言うけれど費用が高いので利用者さんやご家族と話し合う必要があります。老健の申し込みはご家族の申し込みと診断書などがそろってから入所判定会議にかけられます。高い薬を服用していると断られることもあり早めの申し込みが必要ですね。自宅でもADLによって福祉用具とか訪問介護、通所介護を組み合わせていきます。あと、家に帰ったらなるべく仕事のことは考えないように変える前に明日の仕事を予定表に書いて帰ります。家では何か集中できることをしましょう。私の場合は編み物とかナンプレです。
こんにちは、今年7月より未経験新人ケアマネとして就職しました。年齢50代ですが採用となりました。介護の業界で約10年程、介護職からのスタートで、相談員デイサービスの管理者までやって来ましたが、ケアマネの仕事に就いて、本当に何が正しくて、何が悪いのかよく分からないまま、進んできました。結局話しを聞いて欲しい。が出来てなくて、とうとう、利用者家族から、担当を変えて欲しいとの連絡が管理者にはいりました。すごくショックです。
かかさん、コメントありがとうございます。気持ちよくわかります。介護からケアマネになったとき何もわからず異世界に放り出された感じでした。覚えることは無限にあって介護の時のチーム感はなく孤独でした。特に事業所のメンバーができるケアマネさん達だと自分だけが馬鹿な気がして落ち込みました。できればケアマネ業務を付きっきりで教えてほしいのですが、それでも2年位経つと何とか様になります。あと人間同士なのでどんな優秀なケアマネも利用者さんからクビになることは普通にあります。私は同じ日に2名の方からクビを宣告されました。何が正しいか分からないときはQ&Aで調べたうえで保険者に確認しています。相談しやすい人が一人でもいるといいのですが。また、コメントくださいね。
ポッチさんありがとうございます。昨年まで勤務していた職場でストレスと更年期のせいもあったと思いますが、精神的に病む前に退職しました。それから猛勉強して、ケアマネ合格し、ケアマネの仕事に就く事を決めました。一年くらいのブランクがあり、いざ未経験でやり始めたケアマネの仕事、前の仕事のストレスから、コミュニケーションをとる事や電話調整をすることに少し臆病になってます。多分自分に自信がないからだと思います。毎日やってる業務に不甲斐なさを感じてます。研修の時にベテランケアマネさんの言葉が・・・3年経って分かってくるって言っましたが、すごく遠く感じます。毎日一歩一歩前進してるのでしょうか?同じ同期でも居れば気持ちも違うと思いますが、まわりはベテランばかり、ポッチさんに今の気持ちを聞いていただくだけで、少し楽になります。ありがとうございます。
かかさん、返信ありがとうございます。私の新人時代を思い出していましたが、一人前になる気配もない中仕事をこなしていきました。その1ケース、1ケースの仕事が自分の成長につながった気がします。利用者さんやご家族とすぐに仲良くなるケアマネがいますけど、私の場合見た目がこわいのか打ち解けるまでに時間がかかるようです。そんな私でも根気強く関わることを許してくれる利用者さん達に感謝してます。ケアマネも一人一人個性的です。自分なりのケアマネ像を探りながら働いてみませんか?何かあればいつでも聞きますよ。(返信遅れました。)
ポッチさん返信ありがとうございます。ケアマネは便利屋になっては、いけない。事業所の言いなりでもいけない。と言われたけど、どこまで踏み込んでいいのか?事業所が何処まで対応対策をしてくれるのか、まったくその辺も見えてこないです。関わりすぎも関わり不足でも、先日のような、話しを聞いてくれない、ケアマネになってしまうし、本当に難しいですよね。施設の方がケアマネのような連絡調整をしてくれるし、それにおんぶに抱っこでいいのか凄く悩みます。こんな事で、ケアマネとして成長できるんでしょうか?
今まで10年やってきた事が、まったく歯がたたないような気もします。自分が情けなくなります。ポッチさん、愚痴ばっかりになってすみません。
かかさん返信読みました。結論から言うと成長できます。ケアマネ以前の経験はほとんど役に立たない、まったく情けない気持ちは痛いほどわかります。なんだか分からない疑問の海を漂っているうちに何年か経つと「こんな感じで仕事すればいいんだ」と分かる日がきます。研修なんかで話すと誰も教えてくれる人がいない一人ケアマネに未経験でなったけど失敗しながらも何とかなったと聞きました。どこからが便利屋なのかってケアマネによって様々です。ケアマネは利用者さんとサービス事業所を結びつけるのが主な仕事です。事業所さんも様々でケアマネに対する情報提供なのか、家族にこうしてほしいという要望なのか分かりにくいときがあります。気の利く事業所さんはとてもありがたく利用者さんに紹介する機会も多くなります。具体的に分からないこともできる限り答えていきたいです。愚痴ってください。ちなみに私は今も嘆きまくって仕事しています。